蓄積した多数のチェックポイントファイルのいくつかに何が含まれているのか、 またはいくつかのチェックポイントファイルのどれが必要なのか疑問に思ったことはありませんか？ chkchkユーティリティは、チェックポイントファイルを作成したジョブに関する情報を表示します。 出力で抽出された最初の2つの項目は、ジョブのタイトルセクションとルートセクションです。

タイトルとルートセクションに続く行は、チェックポイントファイルにどのようなデータが存在するかを示しています。 この場合、最適化の様々なステップのデータと振動数計算の力定数が存在し、後者の結果も含まれています。 これらの力定数は、より正確なモデル化学（例えば、この場合はTD）を用いた後の最適化に使用することができます。

この例では、タイトルセクションでジョブの詳細を指定することの重要性を示しています。 ルートセクションだけでも特定のチェックポイントファイルの内容を特定するのに十分かもしれませんが、 タイトルセクションに完全な詳細を記述することで、より簡単に特定することができます。

chkchkの-pオプションを使用して、チェックポイントファイルに保存されているジオメトリを取得することもできます。 これにより、多くのデータが入力ファイルの形式で提供されます。 構造に加えて、その出力には、存在する場合はデカルト力定数も含まれます（Opt = FCCardsの場合） またMO（Guess = Cardsの場合）は使用する前に、出力を編集する必要がある場合があります。 chkchk -pの詳細については、Gaussian16ユーザーリファレンスを参照してください。