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iText 7.1.18 メンテナンスリリース
iText Softwareは、iText 7.1.18 メンテナンスリリースを発表しました。
ユーザー向けのメンテナンスリリースです。いくつかの CVE 修正と 7.2.x からのバックポート、そして pdfSweep と pdfXFA のアップデート版が含まれています。
iText 7 Suite 7.2.4 を数カ月前にリリースしたので、なぜ今バージョン 7.1.18 をリリースするのか不思議に思われる方もいらっしゃるでしょう。そこで、少し背景を説明すると、役に立つかもしれません。7.2.0はメジャー・バージョン・リリースであったため、.NET Frameworkのバージョン4.6.1への移行やいくつかのAPIの改訂など、いくつかのブレーク・チェンジを導入しています。そこで、同時に、いくつかのバグを解決し、リリース7.2.0からのセキュリティ修正を含むiText 7.1.17メンテナンス・リリースもリリースしました。
[このバージョンの新機能/改善]
【iText 7 Core 7.1.18】
- iText 7 Core 7.2.2 で修正された 2 つの CVE 問題 (CVE-2022-24196 および CVE-2022-24197) に対処しています。SVGをPDFに変換する際のキャンバス演算子の不適切な入れ子を修正しました。
【iText DITO Editor】
- すべての抽出機能がUIで利用できるようになります。エキスパートモードはまだ存在しますので、引き続き使用することができます。
【pdfSweep 2.0.8】
- ompareTool 機能に関連する pdfSweep 3.0.0 からのセキュリティ修正しました。この修正は、GhostScriptの機能を悪用して任意のパラメータを注入することが可能であったため導入されました。
【pdfXFA 2.0.12】
- pdfXFA 3.0.3からバックポートされた下記を修正しました。
・フラット化処理に関するもので、XML中にタブがある場合に無限ループに陥ることがありました。
・JSのプロパティがNULLの場合、読み込めなくなる問題です。
・breakBefore条件が前のコンテンツエリアに切り替わって上書きしてしまう問題が解決されました。
【その他注意】
- iText 7 Core PDFライブラリのJavaとC#のソースコードは、他のオープンソースプロジェクトと同様、GitHubでご覧いただけます。