素晴らしい新機能が満載のHighchartsバージョン11.1のリリースをお知らせします。:
- Tiled web maps(タイル型ウェブマップ)
- Heatmap interpolation(ヒートマップ補間)
- マウスホイールズーミング
- 文字列フォーマットのロジック
- Chart.getOptions
新機能を見てみましょう。より効果的にデータを可視化できます。
Tiled web maps(タイル型ウェブマップ)
Highcharts 11.1の目玉機能の一つは、タイル型ウェブマップのサポートです。Open Street Maps、Esri、USGSなどの人気のあるプロバイダーからタイルを取得して、マップレイヤーに簡単に組み込むことができます。さらに、カスタムプロバイダーも利用できます。マップシェイプ、ライン、エリア、ツールチップなど、おなじみのHighchartsの機能を組み合わせて、見事なインタラクティブなマップを作成できます。タイル型ウェブマップのドキュメントは下記からご覧ください。
オスロ(ノルウェーの首都)の地図に、美術館、公園、建物、レストランなどの位置を表示するハイチャート、タイル状のウェブマップ
Heatmap interpolation(ヒートマップ補間)
新しいヒートマップ補間オプションのおかげで、データを正確に可視化できます。Highcharts Mapsライブラリでは、さまざまなデータセットのスムーズなヒートマップを表示できるようになりました。ウェブサイトの注目エリア、気温変動、またはその他の空間的に分布したデータを表現したい場合でも、Highchartsの補間機能がサポートします。この機能をジオヒートマップに拡張する近日中のアップデートにご期待ください。これにより、今までにないような地理的分布を可視化できるようになります。Highcharts Mapsヒートマップ補間の使い方について詳しくは下記のボタンからご覧ください。
ウェブページ上のユーザーアクティビティを表示する補間ヒートマップ技法を用いたチャート
マウスホイールズーミング
マウスホイールズーミングはHighcharts Mapsにはすでにあった機能ですが、今回は他のチャートにも同じようにお使いいただけるようになります。マウスホイールズーミングはHighcharts Stockチャートではデフォルトで実装されており、マウスホイールズームモジュールを含めることで他のチャートにも簡単にこの機能を組み込むことができます。マウスホイールズーミングの詳細は下記ボタンから。
Highchartsのラインチャートにおける新しいマウスホイールのズーム効果を示すgif画像
文字列フォーマットのロジック
文字列フォーマットは、HandlebarsやMustacheに触発されたテンプレート構文を通じて、#if
や#each
などのシンプルなロジックをサポートするようになりました。この機能強化により、チャート設定でのフォーマッターコールバックへの依存を減らすことができます。他のプログラミング言語とシームレスに統合できるJSON互換の設定、完全なXSSセーフティ、およびHighchart社の特徴的なエクスポートサーバーとの互換性などのメリットを享受できます。
tooltip: {
format: 'Information {#eq point.x 0}{point.y}{/eq}'
},
Chart.getOptions
いくつかの内部リファクタリングにより、一般的なChart.getOptions( )関数を提供できるようになりました。この関数は、現在適用されているオプションを返しますが、軽量化のためにデフォルトのオプションは除外されます。また、更新や系列や軸の追加や削除など、チャートに加えられた変更も考慮します。Chart.getOptions( )についての詳細は下記ボタンから。