Answer
SuperLab使用ガイド
SuperLabは、心理学実験の作成と実行のために設計された強力で使いやすいソフトウェアです。その柔軟性と使いやすさから、研究や教育の場で広く使用されています。以下は、SuperLabの使用方法に関する包括的なガイドです:
SuperLabを始める
インストール
- SuperLabのダウンロード:SuperLabのウェブサイトにアクセスし、最新バージョンのソフトウェアをダウンロードします。
- ソフトウェアのインストール:ウェブサイトに記載されているインストール手順に従ってください。プロセスは簡単で、数分で完了するはずです。
新しい実験の作成
- SuperLabを開く:デスクトップまたはスタートメニューからソフトウェアを起動します。
- 新しい実験を作成:「ファイル」をクリックし、「新規実験」を選択します。実験に名前を付け、保存場所を選択するよう求められます。
実験のデザイン
刺激の追加
- 刺激のタイプ:SuperLabは、テキスト、画像、音声、ビデオなど、さまざまな種類の刺激をサポートしています。自己ペースの読書やテキストRSVP(高速逐次視覚提示)も使用できます。
- 刺激の追加:「実験」をクリックし、「刺激の追加」を選択します。追加したい刺激のタイプを選択し、プロンプトに従ってファイルをアップロードします。
イベントの作成
- イベントとは:イベントは実験の基本的な構成要素です。各イベントは、1回の試行または試行の一部を表します。
- イベントの追加:「実験」をクリックし、「イベントの追加」を選択します。その後、イベントのタイプ(例:刺激の提示、反応の収集)を指定し、その特性を設定できます。
試行の設定
- 試行とは:試行は、参加者に提示されるイベントの連続です。各試行は複数のイベントで構成されることがあります。
- 試行の作成:「実験」をクリックし、「試行の追加」を選択します。その後、試行にイベントを追加し、提示する順序を指定できます。
実験設定の構成
ランダム化
- なぜランダム化するのか:ランダム化は、実験における順序効果やバイアスを排除するのに役立ちます。
- ランダム化の設定:「実験」をクリックし、「ランダム化」を選択します。その後、試行とイベントをどのようにランダム化したいかを指定できます。
フィードバック
- フィードバックの提供:参加者の反応に基づいてフィードバックを設定できます。
- フィードバックの構成:「実験」をクリックし、「フィードバック」を選択します。その後、フィードバックを与える条件とフィードバックの内容を指定できます。
実験の実行
データ収集の準備
- パイロットテスト:実際の参加者で実験を実行する前に、すべてが期待通りに機能していることを確認するためにパイロットテストを行うことをお勧めします。
- データ収集の設定:「実験」をクリックし、「データ収集」を選択します。その後、データの収集と保存の方法を指定できます。
実験の実行
- 実験の開始:「実行」をクリックし、「実験を実行」を選択します。プロンプトに従って実験を開始します。
- 実験のモニタリング:実験の実行中、進捗状況をモニタリングし、必要な調整を行うことができます。
データの分析
データのエクスポート
- データのエクスポート:実験が完了したら、分析用にデータをエクスポートできます。「ファイル」をクリックし、「データのエクスポート」を選択します。
- データ形式:SuperLabは、CSVやExcelなど様々なデータ形式をサポートしており、データを統計ソフトウェアに簡単にインポートして分析できます。
データビューア
- データビューアの使用:SuperLabにはデータビューアツールが含まれており、データの表示、フィルタリング、マージが可能です。
- データの分析:データビューアを使用して基本的な分析を行い、データ内の外れ値やエラーにフラグを立てることができます。
高度な機能
他のハードウェアとの統合
- 入力ハードウェア:SuperLabは、キーボード、マウス、マイクからの入力をサポートしています。また、様々な反応パッドやアイトラッカーとも統合できます。
- 出力ハードウェア:SuperLabを使用して、イベントマーカーを送信したり、fMRI装置やBIOPACシステムなどの外部デバイスを制御したりすることができます。
SuperLab Cloudの使用
- SuperLab Cloudとは:SuperLab Cloudを使用すると、実験をオンラインで公開し、参加者からリモートでデータを収集することができます。
- SuperLab Cloudの設定:「実験」をクリックし、「クラウドに公開」を選択します。プロンプトに従って、オンラインデータ収集用に実験を設定します。
ヒントとベストプラクティス
- シンプルに保つ:簡単な実験デザインから始め、必要に応じて徐々に複雑さを増やしていきます。
- パイロットテスト:本番の実験を実行する前に、必ずパイロットテストを行って問題を特定します。
- ドキュメンテーション:再現性を確保するために、実験デザインと設定の詳細なドキュメントを保持します。
- サポートを求める:問題が発生した場合は、SuperLabマニュアルを参照するか、Cedrusサポートにお問い合わせください。