Wickr Enterprise(オンプレミス版)について
Wickr Enterpriseは、高度なセキュリティとプライバシーを必要とする企業や組織向けに設計された、安全なコミュニケーションと協働のためのプラットフォームです。メッセージング、音声・ビデオ通話、ファイル共有などの様々な通信形態に対して、エンドツーエンドの暗号化を提供します。オンプレミス版は、特に厳しいセキュリティ要件や特定のコンプライアンスニーズを持つ組織向けに、追加の制御とカスタマイズオプションを提供します。
主な特徴
1. エンドツーエンド暗号化
- すべての通信が強力な業界標準の暗号化で保護されます。
- メッセージ、通話、ファイルは送信者のデバイスで暗号化され、受信者のデバイスでのみ復号化可能です。
- 暗号化キーは組織自身が管理し、AWSは関与しません。
2. セキュアなメッセージング
- 1対1やグループでのメッセージングが可能で、デバイス間でリアルタイムに同期します。
- テキスト、音声メッセージ、マルチメディアコンテンツをサポートします。
- メッセージの有効期限設定や取り消し機能があります。
3. 音声・ビデオ会議
- 1対1やグループでの暗号化された音声・ビデオ通話が可能です。
- 画面共有機能で協働作業をサポートします。
- 既存の電話システムとの統合が可能です。
4. ファイル共有と協働
- エンドツーエンドで暗号化されたセキュアなファイル転送ができます。
- 共同編集のためのバージョン管理とファイル履歴機能があります。
- 人気のクラウドストレージサービスと統合できます。
5. オンプレミス展開
- インフラストラクチャとデータストレージを完全に制御できます。
- 組織自身のデータセンターやプライベートクラウド環境に展開可能です。
- 特定のセキュリティ要件に合わせてネットワーク設定をカスタマイズできます。
6. ID・アクセス管理
- 既存のディレクトリサービス(Active Directory、LDAPなど)と統合できます。
- 多要素認証(MFA)をサポートし、セキュリティを強化します。
- きめ細かい権限管理のためのロールベースのアクセス制御(RBAC)があります。
7. コンプライアンスと監査
- すべてのシステム活動の包括的な監査ログを提供します。
- HIPAA、GDPR、FIPS 140-2などの各種規制基準への準拠をサポートします。
- 法的・規制要件を満たすためのデータ保持・削除ポリシーがあります。
■これらの機能により、Wickr Enterprise(オンプレミス版)は、高度な規制産業、政府機関、または通信インフラを完全に制御する必要がある組織に特に適しています。自社環境内にWickrを展開することで、すべてのデータとメタデータを自社の管理下に置き、データ主権やサードパーティによるアクセスに関する懸念に対応できます。
このソリューションは、Wickrの堅牢なセキュリティ機能とオンプレミス展開の柔軟性と制御を組み合わせ、最高レベルのセキュリティとプライバシーを維持しながら、特定の組織のニーズに合わせてカスタマイズできる包括的な安全通信プラットフォームを提供します。
メーカーの製品サイト
https://aws.amazon.com/wickr/
【言語】英語